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がんなどの病気と免疫力

免疫といえばやっぱり病気が心配

免疫力の低下と聞いて、私たちがまず心配するのは病気のことだと思います。
よく免疫力が下がると、風邪などを引きやすくなるって言いますものね。
こんなふうにおおざっぱには免疫の活躍を知っていたわたしですが、
今回免疫を調べたことでその活躍がいかにすごいか改めて理解できました。

わたしたちの体内で免疫は、外部から入って悪さをする異物(細菌やウイルス)
もともと体の細胞だった細胞が変異し悪さをする変異細胞(がん細胞)などを発見し、
それを排除するために攻撃をするいわば体の守護神的な働きをしています。

免疫は交感神経と副交感神経からなる自律神経によって、その働きを支配されています。
交感神経と副交感神経がバランスよく成り立っている時は、免疫も良い状態で働きますが、
ストレスなどでそのバランスが崩れ交感神経が優位に立つと、
体内には多量の活性酸素が発生し逆に免疫力は低下してしまうのです。

心身の膨大なストレスによって交感神経が優位になると、
「関節痛」「高血圧」「脳梗塞」「心疾患」などの症状が現れやすくなり、
ここからまた活性酸素による細胞組織の破壊が進んでしまうと
「がん」「潰瘍性大腸炎」「白内障」「糖尿病」などの重篤な病気に発展しやすくなってしまうのです。
逆に心身の緊張が極端に緩みきった状態になると、今度は副交感神経が優位の崩れを起こします。
副交感神経が優位に立つと今度は免疫が過剰に増加してしまい、
「アトピー性皮膚炎」「喘息」「花粉症」などのアレルギー疾患にかかりやすくなるといわれています。
また、「うつ病」「気力の減退」など精神的なバランスを崩しやすいのも特徴的です。

 

がんにも対応する強い免疫をつくる

免疫力の低下は、過度なストレスと腸内環境の悪化により起こりやすいことが分かっています。
体内で健康な免疫をつくりだすためには、ストレスの軽減や適度な運動などで
自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスをとってあげるのが大事です。
そして次に重要になってくるのが、体内最大の免疫臓器である腸内の環境を整えることなんです。

自律神経の働きで骨髄から生産された免疫細胞は、
その多くが腸にある「パイエル板」と呼ばれるリンパ組織に集められます。
そこで免疫細胞たちは、毎日摂取されてくる食物の中から有害な異物や細菌を
瞬時に見わけ攻撃をする訓練をうけ、活性化されていくのです。
「パイエル板」で鍛えられ活性化した免疫細胞は、外から入ってくる異物に対してだけではなく、
体内でできてしまった異物(がん細胞)に対しても、強い働きを示します。
がん細胞とはもともと体の中に合った組織が変異してできた異物ですので、
通常の免疫細胞ががんをたたく力って実はそれほど強くはないんです。
ですが、「パイエル板」で攻撃力を活性化した免疫細胞は、さすが訓練を受けてきただけありますよ。
がん細胞を小さいうちに見分けて攻撃し、大きくなるのを未然に防いでくれるのです!
すごい!えらい!

ですが、生活習慣や加齢などで悪玉菌が増えて腸内環境が悪化すると、
「パイエル板」の働きも衰えて活性化した免疫細胞をつくれなくなってしまうのです。
ですから、腸内環境を整えてあげることは便秘解消だけでなく、
がん予防にも一役買っているということになるのです。